始める前に

適切な圧縮方法を選ぶ

LosslessConverterはファイルを自動で最適化するほか、複数の設定を組み合わせることもできます。まず用途を確認してください。

  • 添付・アップロードの容量制限が決まっている場合:目標サイズを指定します。
  • 大きなProRes・CineFormソース:目標サイズを指定し、効率のよいコーデックにトランスコードします。
  • SNS用の8K・4K・1080p動画:目標サイズ、効率のよいコーデック、低めの解像度、音声調整を組み合わせます。
  • 高ビットレートのカメラ映像:目標サイズ、ビットレート、解像度を調整します。
  • チャット・メール用の画面録画:目標サイズを指定し、トランスコードと音声データの削減を行います。
  • 編集用の高フレームレート映像:目標サイズ、コーデック、フレームレート設定を組み合わせます。

方法1

目標サイズを指定する

決まったファイルサイズの上限に合わせる最も手早い方法です。

  1. LosslessConverterを開き、Compressorを選びます。
  2. ドラッグ&ドロップ、Add Files、Add Folderのいずれかで、1つ以上のファイルを追加します。
  3. Settingsを開き、目標ファイルサイズを直接入力するか、圧縮率スライダーを動かします。
  4. CompressまたはStart Allを選びます。
動画の目標ファイルサイズを設定

方法2

効率のよいコーデックに変換する

  1. Compressorを開き、ソースメディアを追加します。
  2. Settings > Advanced Settingsを選びます。
  3. MP4 H.264やMP4 HEVCなど、より効率のよい形式を選びます。
  4. 圧縮を開始します。
圧縮設定で動画コーデックを選択
コーデック相対的な圧縮効率主な用途
H.264 / AVC基準幅広い再生対応、ストリーミング、会議
H.265 / HEVCビットレートを最大約50%削減4K/8K、対応するテレビ・機器
VP9約30~50%削減YouTube・Webストリーミング
AV1約50~60%削減低帯域幅での配信、効率的な高画質出力
幅広い互換性を重視するならH.264が確実です。出力先が明確に対応しており、古い機器での再生より小さな出力を優先する場合はHEVC、VP9、AV1を選んでください。

方法3

フレームレートを下げる

フレームレートは1秒間に表示するフレーム数です。静止画面や動きの少ない内容なら、下げても目立つ画質差を抑えながら容量を大きく減らせます。ただし、スポーツ、ゲーム、素早いカメラ移動のある映像にはあまり向きません。

  1. CompressorでSettings > Advanced Settingsを開きます。
  2. Frame Rateで低い値を選びます。
  3. 圧縮を開始し、長い動画を一括処理する前に短いサンプルで結果を確認します。
詳細設定で動画のフレームレートを変更

方法4

動画ビットレートを下げる

ビットレートは動画が1秒間に使うデータ量です。通常、値を下げると出力サイズも直接小さくなります。

推定サイズ =(動画ビットレート + 音声ビットレート)× 再生時間 / 8
解像度標準フレームレート高フレームレート
2160p 4K35-45 Mbps53-68 Mbps
1080p HD8 Mbps12 Mbps
720p HD5 Mbps7.5 Mbps
  1. Settings > Advanced Settingsを開きます。
  2. 低いビットレートを選び、CBRまたはVBRを指定します。
  3. 圧縮を開始し、結果の細部や動きを確認します。
動画ビットレートのモードを調整

CBRは動画全体を同じビットレートで処理します。VBRは複雑なシーンに多く、単純なシーンに少なくビットを割り当てるため、多くの場合、容量と画質のバランスに優れます。

方法5

解像度を下げる

小さな画面で見る動画には解像度の縮小が有効です。4Kと1080p、1080pと720pの違いは、大型モニターよりスマートフォンのほうが目立ちにくい場合があります。

  1. Settings > Advanced Settingsを開きます。
  2. Resolutionを開き、4K、1080p、720p、480pなど、元より低い値を選びます。
  3. 圧縮を開始します。
低い出力解像度を選択

方法6

音声を調整する

SNSの短い動画、会議録画など話し声が中心のファイルは、音声ビットレート、サンプルレート、チャンネル数を下げると、実用上の影響を抑えながら小さくできます。音が不要な動画からは音声を削除することもできます。

  1. Settings > Advanced Settingsを開きます。
  2. Audioの項目で、サンプルレート、ビットレート、チャンネル数を下げます。
  3. 圧縮を開始します。
動画圧縮の音声設定を調整

細かい調整

画質とサイズのバランスを取る

コーデック、ビットレートと制御方式、解像度、フレームレート、GOP、プロファイルレベル、音声が出力に影響します。用語に不慣れな場合は、すべてを変更する前にLosslessConverterのプリセットや目標サイズから始めてください。

不要な画面領域のクロップ、不要な時間のカット、長い動画の分割など、編集操作によって結果的に容量を減らせる場合もあります。